バンクイックとモビットの違いってなんなんでしょうか?
某広告代理店に勤務している30代のOLです。今年の夏休みに親しい友だちらと一緒にヨーロッパに旅行に行こうと計画しています。
そこで旅行費用の一部をバンクイックかモビットのどちらかで借りようと考えています。でも、バンクイックとモビットの違いがよく分かりません。そのことからバンクイックとモビットの違いについて教えて欲しいのです。
また、どちらで借りた方が得なのでしょうか?この点に関してもお答えいただけたら幸いです。
バンクイックもモビットも各々に魅力あり
わかりました。まずはバンクイックとモビットについて、各々見ていくことにしましょう。バンクイックもモビットも同じ銀行の傘下であり、まったく同じ融資業務をしている会社です。
その意味から言えば、バンクイックもモビットも違いはありません。他方、モビットは消費者金融であり、バンクイックは銀行のカードローンであり商品名となっているのです。
そして、この違いに関して言えば、モビットは消費者金融なので貸金業法と総量規制の対象となります。そして、総量規制の対象なので収入の3分の1までしか融資できません。
一方、バンクイックは、銀行ローンなので銀行法によって融資が規制され、ゆえに総量規制の対象外となることで収入の3分の1以上でも融資が可能となります。そして、バンクイックとモビットの違いを指摘するならば、この点が大きく異なると言ってよいのです。
さて、バンクイックとモビットの各々のメリット面から違いを見てみましょう。まずバンクイックからです。バンクイックの融資額は最大500万で金利は実質年率4.6%~14.6%となります。
そしてバンクイックの一番のメリットは、やはり銀行ならではの低金利と言えましょう。最高金利で年14.6%は銀行ローンならではの大きな魅力ですね。
他方、モビットの場合は、融資額の最大は800万とバンクイックと同じですが、金利は年3.0%~18.0%となっており、最高金利の年18.0%はバンクイックと比べるとやや高いとの印象は否めません。
他方、“借り易さ”の点ではどうでしょうか?バンクイックもモビットも即日融資が可能となっています。そして、モビットでは10秒簡易審査が売りとなっています。一方、バンクイックは、インターネットからの申し込みなら最短30分で審査結果を教えてくれます。
それ以外のメリットについて言えば、モビットなら「WEB完結申込」が利用できるので来店不要で電話連絡なし・郵送物一切なしで借りられる点がモビットの見逃せないメリットとなります。他方でバンクイックに関して言えば、提携先のATM利用の際の手数料がゼロというのはなかなかの魅力です。
なぜなら、モビットの場合には1万円以下で108円、1万円以上だと216円の手数料が利用するごとにかかるからです。以上の事を鑑みれば、バンクイックもモビットも各々にメリットがあるのです。
そして、そのメリットの違いがバンクイックとモビットとの違いとなるのです。それゆえ、どちらで借りた方が有利か不利かの違いは無いと言ってよいのです。そして、あなた自身の借り入れニーズと照らし合わせてバンクイックがいいのか、あるいはモビットがいいのかを判断すれば良いのではないでしょうか。
バンクイックとモビットの大きな違いは総量規制についてです
バンクイックとモビットは、どちらもテレビのコマーシャルでおなじみのカードローンです。バンクイックは三菱東京UFJ銀行のカードローンで、モビットは三井住友銀行グループのカードローンです。両社の大きな違いは経営形態です。貸金業の経営形態には2種類があって、貸金業法にもとづいている消費者金融と、銀行法にもとづいている銀行です。バンクイックは銀行法にもとづく経営形態ですので、銀行のカードローンでということになります。モビットは貸金業法にもとづく経営形態ですので、消費者金融ということになります。三井住友銀行グループの一員ですが、銀行のカードローンではないのです。
ではこの違いはどこに表れてくるかというと、最も大きいのは総量規制の対象になるかどうかという点です。総量規制というのは、年収の3分の1までしか融資できないという決まりです。年収が300万円の方には100万円までしか融資できないのです。そして総量規制の対象となるのは消費者金融だけです。つまりモビットは総量規制の対象で、バンクイックは対象外ということになります。しかも、消費者金融は銀行よりも金利が高めに設定されているのです。
これによって両社の利用の仕方が変わってきます。モビットでは年収の3分の1を超えるような大きな借金はできないのです。比較的小さな金額を借りるのに適しています。バンクイックは規制がないので、大きな金額を借りるのに適しています。また審査においても消費者金融の方がゆるめで、銀行の方が厳しくなっています。急いでお金が必要な場合は、消費者金融がおすすめです。
両社の大きな違いは以上ですが、これを知っておけば利用する時にも選び方が変わってきます。まずは銀行のカードローンを利用するのが一番良い方法です。そこで審査に通らなかったら、消費者金融のカードローンを利用するのです。借金をする時には、なんといっても金利の低い方を選ぶのが鉄則だからです。しかし違いを超えたサービスがあるので、両社のホームページを見比べて決めるのが理想です。
【参考ページはこちら】
モビットのWEB完結は審査が甘い?