銀行系のカードローンと比べてモビットは？

銀行系の三井住友銀行カードローンと比べてモビットってどうなの

カードローンを作ろうと思います。モビットなら有名で安心かとも思ったのですが、よく考えてみたら三井住友銀行でもカードローンがありますよね。実際のところはどうなのでしょうか。アドヴァイスをお願いします。

三井住友銀行カードローンかモビットかは使用用途で分かれます

三井住友銀行カードローンは銀行系カードローンの中でもいわゆる銀行のプロパーと呼ばれるカードローンに属します。三井住友銀行自身が発行するカードローンであり、最高８００万円の１０万円刻みという融資額が設定されており、また金利は４．０％?１４．５％と低金利。優利で大型のカードローンになっています。そしてこのカードの保証会社はＳＭＢＣコンシューマーファイナンス株式会社です。

対する三井住友銀行グループのモビットが発行するキャッシングローンであって、消費者金融のキャッシングローンだということになります。モビットカードは利用限度額１万円から800万円、金利が3.0％から18.0％という設定であり、銀行のプロパーカードローンに比べると若干条件がよくないように見える設定になっています。

ＳＭＢＣコンシューマーファイナンスは三井住友フィナンシャルグループが保有する消費者金融業者のひとつですから前述のカードローンは発行会社が異なるものの、それぞれの会社は同じグループ同系列の企業だということになります。だからといってこれらのカードローンは同じものだということはできません。

カードローンはおよそ消費者金融系カードローンに比べて限度額・金利の面で有利な設定になっているのが特徴です。これらの違いは高額のキャッシングをする場合に大きく関わってくる要素なのです。消費者金融系であるモビットカードではもちろん800万円を超えるキャッシングは不可能ですし、また利用者の年収によって上限金額は規制を受けるのです。
しかし、ほとんどのキャッシングの必要は少額に限られるという統計もあります。不測の出費が１０万円を超えるようなことはほとんどないと言えるかも知れません。となれば、これらのカードローンのスペックの違いはあまり出て来ません。金利の影響はキャッシングの額と期間によって決まるからです。つまり少額短期のキャッシングならあまり変わらないのです。

むしろ、１０万円以下のキャッシングが必要な場合を考えてみれば、カードローンの場合は、最低でも１０万円を借入れることを前提にカードローンの審査を受けなければならないのです。それに対してモビットカードであれば、必要な金額に限定して最小限の限度額に対する審査で済むことになります。そしてその分、審査が簡便なものになるということができるでしょう。

それでもカードローンということで特に信用があるということをおっしゃる方もいらっしゃいます。むしろモビットが顧客側に立ったサービスに関してはこちらがわに軍配が上がりそうなくらいなのです。

以上のことから、単にカードローンのスペックだけを比較してどちらが有利であるとか、便利であるとかを判断できないことがわかります。キャッシングしたい金額によって、用途によって、そして利用者のステータスによって無理がないカードローンを選択することが賢い利用方法だといえそうです。